その荒木伸吾の没後1周忌にあたる今年、子息・荒木伸二氏によって、荒木伸吾回顧展『瞳と魂』が、11月14日(水)~12月10日(月)までの間、東京・秋葉原の3331 Arts Chiyodaにて開催される。写真撮影は不可だが、入場は無料で、荒木伸吾のデザイン画やアニメ原画など、貴重な資料を直に見る機会が得られる。
現存する荒木の手がけた絵の多くは、アニメスタジオや事務所の資料の山の中から、はたまた荒木の親戚筋へ寄贈したものを借用したきたものなど貴重なものも多く、展示物こそそれほど多くはないのだが、年代別に、この稀代の天才絵師(といって差し支えないと思う)の手がけた原画やセル画、ラフスケッチ、はたまた晩年に描かれた漫画などの作品が展示され、その変遷を追うだけでも、その偉業に驚かされる。